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天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

ヒマワリ育て _ 釜山サムライエッセイ0007

2014年2月に6号をお届けして以来ご無沙汰となっていた「釜山サムライ」さんの新エッセイが届きました。
第七号としてお届けします。

ーヒマワリ育てー
今までやったこともない働きを余儀なくさせられるはめになった。
理由をはなせば。。。

私はアパートで犬2匹とともに住んでいる。
1匹は15歳。もう1匹は昨年親友からもらってきたかわいい犬だ。
家の外で用便をするのを身につけさせようと外へつれて行ったのが災いの元だった。
最初のころ、朝、夕方二回の散歩はそれなりによかったが
すぐ嫌気が差した。
ふだん体を動かさない私は「そうだ、、嫌だけど、これも運動だと思って我慢しよう」と
自らを慰めながら出かけたものだ。それが、はや1年となった。

今から2ヶ月前のことだ。
その日もなにげなく歩いていたらアパートの花壇や道ばたに今まで見掛けなかった
植物がきれいに植えられている。
植物の名は知れなかったが、一見、雑草ではないことは分った。
「これなんていう植物かな」。通りかかる人に聞いてみたところヒマワリだという。
「あ~そうですか。ヒマワリですか」。

このアパートに12年住んでいるがこんな風景ははじめて見たので
「誰がこれを植えたのかな。。」ちょっと首を傾げてはみたが、それはそれでおしまいであった。
そして、なにげなくその道ばたを通りすぎた。

ややあって苦労の時が迫ってきた。
他の日とおなじく犬をつれて散歩に出た。
あいにく前の晩、風が強かったのか、いくつのヒマワリの幹が折れているのが目に入った。
哀れな気持ちで周りの枝を拾って支えをして縛ってやった。

次の散歩からはヒマワリの幹のほうに自然と目が行くようになった。
腰がおれたやつらがこれからまともに生きていけるのかと思ったが
幸いによく延びていた。
日が経つにつれ背がぐんぐん延びるとともに
太ってきた幹がうつむいていた。
「このまま放置するときっと倒れるはずだ」と気づいて
散歩するたびに何本かずつ支えの棒を縛ってやった。
次の日も、また次の日も。。
支えの作業がほどんど終わったと思って
腰を伸ばしてこのかわいいやつらを微笑ましく見る。
しかし、これも束の間の喜びであつた。

その後また何日かが過ぎると今度は幼いころ立ててやった支えの丈が
短くなってしまった。
「あ~これではだめだ。もっと丈夫で長い支えを立てなければ。。」
手頃な支えの枝を再び捜しはじめた。
瞬間、ふと「なんで俺がこんなことをしなきゃならないんだ」。
ぶつぶつと悪態をつきながら汗にぬれた目で花壇の中を
きょろきょろ見回わす。
つれの犬はもう眼中にはなかった。

誰が種を蒔いたかは今もわからない。
自分が好きでやったことは最後までやってやったらよかったのに。
残念な人だ。

こうして、時は流れ、苦労のかいがあった。
ヒマワリが黄色い顔を差し出すのをみたら気持ちはよかったが
私の支えをとりつける作業は続いた。

今では延びきった背の高いのは2.5メートル。小さいのは小さい。
さまざまだ。
数えてみたらおよそ150本あまり。
決して少なくない数だった。

今年の夏、思いがけなかった出来事であったが楽しみも感じたりもした。

炎天下で作物を育てる農夫の骨折りが思い浮かぶ。
農作物を自分の子育てのようにするのがいかほどしんどいことか。。と
他人が蒔いた種と、それに後始末をつけた私。

いきなり「生みの子より育ての子」という諺が思いつき、
苦笑いがこぼれる。

私に任せられたヒマワリ育てもつつがなくやりし終えたし、
今年の秋は、わが手で直々にコスモスでも育ててみようかな~~。



「해바라기-키우기」
지금까지 해 보지 않았던 일을 어쩔 수 없이 하게 되었다.
사정을 이야기하면...
나는 아파트에서 개 2마리와 함께 살고있다.。
1마리는 15살이고 또 한 마리는 작년 친구에게서 얻어 온
1년6개월 된 귀여운 개다.
집밖에서 용변하는 것을 몸에 익히도록 밖에 데리고 나간 것이 화근이었다.
처음에는 아침, 저녁 2번의 산보는 나름대로 좋았지만
금방 실증이 났다.
평소 몸을 움직이지 않는 나는 “그래,,, 싫지마는 이것도 운동이다 생각하고 참자,고
스스로 위로하면서 밖으로 나가곤 했었다. 그것이 1년이 되었다.

지금부터 2개월 전의 일이다. 그날도 무심코 걷고 있는데 아파트 화단이나 길가에서
지금까지 본적이 없는 식물이 예쁘게 자라고 있었다.
식물의 이름은 알수 없었지만, 언듯 보기에도 잡초가 아닌 것은 알았다.
“ 이게,무슨 식물이지?” 길을 지나는 사람에게 물어 봤더니 해바라기라고 한다.
“아~그렇습니까. 해바라기네요”

이 아파트에서 12년을 살고 있지만 이런 풍경은 처음 보았기 때문에
“누가 이것을 심었지?,,, 잠깐 고개를 갸웃했지만 그것으로 끝이었다.
그리고는 아무렇지도 않게 그 길을 지나 다녔다.

얼마쯤 있다가 고생의 시간이 닥쳐 왔다.
다른 날과 마찬가지로 개를 데리고 산보를 나갔다.
마침 전날 밤에 바람이 강했던지 해바라기 몇그루의 줄기가 꺾여져 있는 것이 눈에 들어 왔다.
불쌍한 마음에 주위에 있는 나무가지를 주워 지지대로 묶어 주었다.

다음 산보부터는 줄기쪽으로 자연히 눈이 가게 되었다.
허리가 부러진 녀석들이 앞으로 잘 살아 갈 수 있을까하고 생각했지만
다행히도 잘 자라고 있었다.
날이 지남에 따라 키가 쭉쭉 자람과 함께
굵어진 가지가 고개를 숙이고 있다.
“이대로 방치하면 틀림없이 쓰러질 것이다” 라고 생각이 들어
산보할 때 마다 몇 그루씩 지지대를 묶어 주었다.
다음 날도, 또 그 다음 날도,,,
지지대작업이 거의 끝났다고 생각하여
허리를 펴고 이 귀여운 놈들을 흐믓하게 바라 보았다.
그러나, 이것도 잠깐의 즐거움이었다

그 이후, 또 몇일인가 지나자 이번에는 어릴 적에 세워 주었던 지지대의 길이가
짧게 되어 버렸다.
“아~이래서는 안된다” 좀 더 튼튼하고 긴 지지대를 세워 줘야지,,
적당한 지지대 가지를 다시 찿기 시작했다.
순간, 불쑥 “왜 내가 이런 일을 해야만 되나”
투덜거리며 욕을 하면서, 땀에 젖은 눈으로 화단속을
두리번거리며 둘러 본다.
데리고 간 개는 이미 안중에는 없었다.

누가 씨를 뿌렸는지는 지금도 모른다. 자신이 좋아서 한 것은
마지막까지 하면 좋았을텐데.
유감스러운 사람이다.

이렇듯 시간은 지나고, 고생한 보람이 있었다.
해바라기가 노란 얼굴을 내민 것을 보니 기분은 좋았지만
지지대를 세우는 일은 계속되었다.

지금은 다 자라서 키가 높은 것은 2.5미터, 작은 것은 작다.
가지각색이다.
수를 세어 봤더니 약 150그루 정도.
결코 적은 숫자가 아니었다.

올해 여름, 생각하지도 못하였던 사건이었지만 즐거움도, 느낀 점도 있었다.

땡볕아래에서 작물을 키우는 농부의 수고가 떠오른다.
농작물을 자신의 아이키우는 것처럼 하는 것이 얼마나
힘드는 것인가.
남이 뿌린 씨와, 뒷처리를 한 나.

갑자기 “나은 자식보다 키운 자식이 정이 깊다” 라는
말이 생각나서 쓴 웃음이 나왔다.

나에게 내맡겨진 해바라기-키우기도 멋지게 해냈으니,,
올해 가을에는 내손으로 직접 코스모스-라도 키워 볼까,,,

屋久島紀行

屋久島の縄文杉を見に行ってきた。3泊4日。
ストーリーツアー(会社)のヂョ代表引率のもと、17人ほどが参加してのパック旅行である。
娘と二人で参加。(10時間のトレッキングは妻にはちょっときつい)。
台風12号(ジョンダリ)が日本にやってきている時期だった。
この台風は、普通の台風とはちがい、反時計回りに回って
屋久島を旋回するように回転して上海のほうへ抜けていった。
7月29日(日)。
インチョンを発って鹿児島へ。指宿温泉(岩崎温泉)で1泊。
砂風呂(砂の中に全身を埋める)がよかった。4階にある「空中温泉」というのもよかった。
しかし、29日夜の露天風呂で、雨に打たれながらはいった風呂が最高だった。
露天風呂の魅力はやはり、雨と雪だと改めて認識した次第だった。
30日(月)。
台風予報が気になる中、指宿港へ向かう。
船がでるかどうかもわからないけど、いったん港までは行ってみようという
ヂョ代表の引率のもと、全員マイクロバスにおさまる。
港で待っていると、高速艇がことばそのままに「飛ぶ」ように現れた。
猫バスかと思ってしまうほどだ。ついている。船は出るようだ。
屋久島をバスで1周したあと太鼓岩までの3時間コースを、
翌日の縄文杉トレッキングに備えて予行演習。
名物の雨はなかった。太鼓岩までのコースはそれなりにきつかったが、
無事、歩ききった。なんとかなりそうだ。
31日(火)。
この日がメイン。縄文杉探訪の日。
朝4時半起床。5時に宿を出発。1時間くらいマイクロバスに揺られて
縄文杉探訪の出発地点まで行く。
宿の用意してくれた朝飯と昼飯を持って。
朝はサンドイッチ、昼はおにぎり2つとソーセージなどのつまった弁当。
台風が1度消滅したあとまた復活し、ちょうど屋久島の周りを回るような格好で徘徊しているという。
台風がなくても雨が名物なのだから、かなりの雨は覚悟しての出発となった。
宿を出るときは雨はなかったが、探訪地点に着いたときにはかなりの雨となっていた。
雨具を着て、傘を用意してリュックを背負いなおす。
出発地点から数時間はトロッコの鉄路を歩く。
雨は時折強くなったが、止むこともあり、雨具は脱ぐことになった。
ただ、昼飯の時間にものすごい雨となり、
傘をさして立ったままおにぎりを食べた。
女性らは、雨よけのシートの下。男たちは傘をさして立ったまま。
しかたがない。
朝6時に出発して、11時半ごろになっていたから、すでに5時間半歩きづめ。
横になれないのがちょっと苦しかったが、おにぎりを食ったらまた力が湧いてきた。
さらに3時間ほど歩く。トロッコ路は平坦であまり疲れはなかったが
トロッコ路が終わってからはかなりきつい急坂。
昼飯後の数時間は登りづめの登山路なので、がんばりどころだ。
全員なんとか落伍せずガイドさんの後についてがんばってきている。
俺もがんばってついていった。
雨の中に縄文杉は立っていた。                                                                        Yakushima031_1.jpg    Yakushima028_1.jpg
白光杉。(びゃっこうすぎ)。
これが筆者が縄文杉を見た瞬間に思いついたことばだ。
7200歳という。ほぼ永遠。
想像を絶する時間を生きてきた杉。
こんな長い年月を生き抜いてきた生物はほかにあるだろうか。
「永遠」を目の当たりにしておのずから「祈り」が発生する。
傘をさしながらの見物となったけれど、
七千歳の杉さんは、白い光を発光するように、
物言うことなくあくまでもそこに立ち尽くす。
ご神木の放つメッセージを各自、それぞれの心の中に大切にしまいこみ、下山。
帰りは三分の二くらいの時間だったか。
出発地点に着いたのが4時半ごろだったかと記憶する。
10時間を越えるトレッキング路程だった。
ヂョ代表の言うには、70歳を越えた女性も歩きぬいたという。
世の中には、すごい人がいるものだ。
上には上があり下には下がある。
8月1日(水)。
屋久島飛行場から国内線で鹿児島空港へ。
さらに国際線に乗り換えてインチョンへ。3時ごろ到着。
思い出深い縄文杉紀行だった。
また行きたい。      

途中の光景。
Yakushima016_1.jpg      『もののけ姫』のモチーフがこの屋久島である。
                                             『もののけ姫』からそのまま出てきたような光景がえんえんと続く。

アイスピック AI

韓国のネオサイエンスという会社のキムテス代表が開発した技術。
トランプが英語と韓国語を話している。

https://m.post.naver.com/viewer/postView.nhn?volumeNo=16287430&memberNo=27908841&vType=VERTICAL

にある動画をクリックしてほしい。


トランプが英語・韓国語を話している。
これは、アイスピックAIという技術で、トランプの声を数分間学習させると、
あとは自分でその声を声帯模写するが如く、韓国語も「トランプモード」でしゃべってしまうというもの。
かなりおもしろいので、アップしてみた。
日本語バージョンがないのが残念だが、英語と韓国語を聞くのも大いに参考になると思う。

ネオサイエンス代表   キムテス      naver_com_20180717_KIm TaeSu

W杯をいかに見ているのか

世紀の談判からそろそろ1か月経つけど、非核化の進展はあまりないようだ。
7月5日ごろにポンペイオ米国務長官が3度目の訪北をするようなことになっているようだ。
トランプによれば、少しずつやっていけばそのうち非核化が完成するということだけど、
最近はトランプのこと、どれくらい信じていいものやらわからない感じだけど、
破天荒な中に実のあることをやっているのも事実なので、
もう少し大きな気持ちで見ていこうとは思っている。

きょうは、ワールドカップに関する内容で書いてみる。
サッカーは全世界の人が愛する共通のスポーツだ。
野球はごく限られた国でだけ愛されているが、サッカーはグローバルだ。
筆者も小、中、高(2年くらいまで)とサッカーをやってきたので、
サッカーに対する愛は人並み以上と認識している。(野球への関心は〇に等しい)。

今回のロシア大会。
アジア勢は日本だけを残して全て散ってしまった。
16強に這い上がったのは日本のみ。
だったらアジアの人は皆日本を応援するのだろうか。
否だ。
台湾、ベトナム、タイなどはたぶん大部分、日本を応援してくれるのだろう。
中国はどうか。30%くらいはあるのか。(いや、5%未満か)。
韓国はどうか。日本を応援する韓国人はたぶんただの一人もいないだろう。

昔は、いくら日本が嫌いでも、同じアジアとして応援してくれてもいいんじゃないのと
思っていた時期もあった。
しかし今はちがう。
そんなことは期待するべきでもないし、期待しても100%叶えられないワザなのだ。
こちらで30年暮らしてきてやっとそんなことがわかるようになってきた。

こちらでワールドカップの放送を見ていると、実に耐え難いものがある。
KBSだろうとMBCだろうとSBSだろうと、どこの放送局も、皆、アンチ日本の心情が
もろに伝わってくる言い方で放送をする。
日本が出てくると、対韓国でなくても、常に日本でないほうを応援する立場での解説となる。

問題は、これって、わざとしてるんじゃなくて、自然にそうなってしまう、という点だ。
だれかが、どっかのチームを応援するというのは、ごく自然な心の反映だ。
無理につくろってだれかを応援するものではない。
自然の発露としてエールが出てくるものだし、無理やり頭で操縦することはできない。

それを象徴するような記事が韓国の中央日報にでていた。

2-2の後半ロスタイムにシャドリが劇的な逆転ゴールを決めたことでベルギーが3-2で勝利した。
このとき、KBS(韓国放送公社)のハン・ジュンヒ解説委員が「シャドリ、ありがとうございます。」と
興奮気味にコメント。
韓国の一部の視聴者から「公営放送のKBSでこのような不公正な解説をしてもいいのか。
いくら日本が勝つのが気に入らなくても、解説は公平にすべきではないのか」
「韓日戦でもないのにこのような不公正中継をするなんて。
解説者ならもっと中立性を守って中継するべきだ」といった批判のコメントも寄せられているようだ。

そんなことを言ってくれる視聴者のかたにはほんと、感謝したいけれど、
この解説者は、例外的に彼だけがそんな発言をしたのではないというところが重要だ。
KBSが話題になっているわけだが、それはMBCだろうとSBSだろうと皆同じなのだ。
心の底に「日本が負ければいい」という気持ちが知らず知らず潜んでいるからだ。
それにはいろいろな原因が考えられる。
一つ。歴史的な観点から常に日本に対して反発心があるから。
一つ。韓国が16強に行けなかったのに日本だけ行ってまた勝ったら韓国がさらに下になってしまう。
日本の下になるのは死ぬよりもいやだから。

いろいろあるなかで、この二つの観点が重要なところだろう。

ダンゴ三兄弟という歌があった。
その歌詞の中に「自分が一番、次男」という部分がある。
次男は常に長男を追い越そうとする本能的な闘争心があるようだ。

日本と韓国はちょうどこの歌詞のように、「自分が一番、韓国」という感じなのである。
歴史的には中国(長男)、韓国(次男)、日本(三男)の順序だと思うけれど、
いったんサッカーとなれば、「自分が一番、韓国」なのである。

上の韓国の解説者の言で泣かせるのが、
「本能を隠せなかった。敗れたチームには申し訳ない。」と語っている点だ。
彼らがアンチ日本になるのは、本能なのである。
きれいな女性を見て気分の悪くなる男はいないはずだ。本能だから。
そのレベルで「本能的に」サッカーでは日本に負けてほしいのである。

解説者がどんなことを言おうと、それにいちいち腹を立てる自分は今はいない。
言わせておけというのが今の筆者の心情である。
サッカーでは「本能的に」アンチになっても、仕事や付き合いとなるとまた別だ。
筆者も大好きな韓国人がたくさんいるし、韓国の人もつきあいのレベルになると
アンチ日本ではない。シンパ日本が大部分だ。
全てをなげうって筆者のためにしてくれる韓国の人もあまたいる。

だから告白すると、
ワールドカップの放送(日本の関係するゲーム)は、ミュートにして見ている。
ゲームだけ見ていればそれが一番だし、こいつ何をほざいているんだ、などとストレスを受けずに済むからだ。
なにはともあれ、ロシアW杯(日本)は終わった。
8強まで行ってほしかったけれど、あれだけやれれば「すごい!よくがんばった。日の丸戦士よ」と言ってあげたい。
次のW杯では久保タケフサなども出てくる。また楽しみが待っていてくれるじゃないか。
4年後に期待しようではないか。

世紀の談判

歴史的な米朝首脳会談が6月12日、予定通りシンガポールのカペラホテルで行なわれた。

3月に米朝首脳会談の予定が発表され、5月24日にトランプの「やらない」発言があったあと
金正恩委員長の「なんとかお願いします」発言があるなど、必ずしも順調な流れではなかったが、
六月十二日(火)午前10時から二人の握手ではじまったことは感慨深いものがある。

二人だけ(通訳者込み)の会談のあとすぐ拡大会談が開かれ、それも1時間以上継続しそれから午餐。
これも1時間足らずで終え、トランプと金正恩は二人ホテルの敷地内を散策する。
板門店のときは30分にも及んだが、今回は50メートルほどをゆっくりとくつろぎながら歩く。
なにやら話しているが芝生のことについての対話のように思えた。
そのとき記者団に「共同の合意文書に署名する」と言及している。
それからトランプの防弾車を金委員長にご披露。
たぶん、金委員長が見たいと言ったんだと思う。
20センチのドアの分厚さに感嘆の表情。
二人の行動は一部始終なごやかなものだった。

14時40分ごろ共同声明に署名された。

トランプが予想以上の成果だったと語るが、
声明の内容にCVIDの文言はなかった。
代わりに朝鮮半島における完全な非核化に努力するという文言は盛り込まれた。

前日ポンペイオ国務長官が言っていたが、CVIDが盛り込まれなければ会談は不成功だと。
この発言はどうなったのか。
自然に無視されたような状況だ。誰も(本人も)あまりそのことには触れてはいない。

筆者も、CVIDがなければなんの意味もないんじゃないのかという気持ちもあるが、
ここは百歩譲って、これからの協議でなんとかやっていくのだろうと理解した。
とりあえず、今回は米朝が会うだけでも大きな成果だと思えるからだ。
一代目のキム・イルソン(金日成)、二代目のキム・正日、そして今回
三代目の金正恩になってはじめて米朝がまともに会ったのだ。
その意味は大きいことは間違いない。

2005年あたりにも、金正日が非核化を進めるとったジェスチャーを見せたものの、
ジェスチャーのみに終わり、あのあと核開発の大飛躍を遂げた。

しかし今回の金正恩の決意は、これまでとは違っていると筆者は考える。
独裁は独裁なんだけど、国民が生き残れない限り自分も生き残れないとクールに考えているものと
思われるのだ。

北が今のままずっと行ったら、最後はルーマニアのあのシャウシェスクの如くになってしまうのは
目に見えている。

その恐怖だけではなく、国民を生かしたいと本気で考えている部分が感じられる。
トランプも、金正恩を評して、「国民を本気で愛している人」だと言っていた。
これまで散々「血の粛清」を重ねては来たものの、
何の理由もなく粛清しているわけではないであろう。
勿論、北の粛清文化は絶対に容認できるものではないけれど、
虫けらを殺すように人を殺してきたわけではないだろうと筆者は思いたい。
先日のバス事故で多くの中国人が命を失ったとき、
即座に関係者数人が粛清されたと聞く。
またかとは思ったが、ある意味、それだけ気をはって仕事をしろとハッパをかけているわけだから
それなりに彼のやりかたには一貫性があるわけだ。

非核化を実現して、北も世の中の他の国々のようにまともに生活できる国をつくる。
それが金正恩の本音であり本気であると思う。
これからの道のりは、遠くはるかだけれど、
周辺の国々の協力を得ながら、朝鮮半島からの非核化が少しずつでも前に進んでいくものと確信する。
北は、非核化を進めない限り制裁が解かれないため、
必ずや非核化の道を歩んでいく。間違いない。

日本も静かに見守りながら北朝鮮の非核化の動きになんらかのプラスの発言、プラスの対応で
やっていってもらいたい。
北と米と韓国が仲良くなることに対して、常にイヤミなことばかり言っていると
あとあと日本だけ蚊帳の外においやられ、本当にガラパゴスになってしまう。
米朝会談の前にも、安部は北にもっと圧力を加えるべきだとかなんとかいって
順調な成功を腹の底から願うという姿勢に大きく欠けていた。
アメリカの腰巾着のような不甲斐ない態度でいてほしくない。
男は黙ってサッポロビールというああいう風采のあがる絵がなぜ描けないのか。

朝鮮半島からシベリア鉄道や中国側のシルクロードを経てヨーロッパに繋がる時代になることは
時間の問題。

日本が朝鮮半島の平和に何らかのお手伝いをしてはじめて
あなたも来てくださいと言ってもらえるものと思う。
イヤミばっかり言っていたら、あとで困るのは日本だ。そうならないでほしい。
日本がヨーロッパに繋がるには、朝鮮半島を通すしかないのだから。

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プロフィール

treenamu

Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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