天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

イ・セドル、コンピュータに負ける

   20160310_sedoL.jpg 


3月10日(木)、イ・セドル9段とコンピュータ・アルファ碁との第二戦目が終了した。
イ・セドル9段の完敗。アルファ碁の完勝。
きのう3月9日につづき、アルファ碁の2連勝となった。

イ・セドルは日本の囲碁ファンもご存じのように
世界ランキングでもたぶん1位。
2015年度の「テレビ囲碁アジア選手権戦」の優勝者だ。

アルファ碁から世界第一人者に挑戦状がつきつけられたのであった。
よしきた!とうってでたはいいのだが、
きのうにひきつづききょうで2連敗となってしまった。
しかもきょうの負け方は、非常にダメージの大きいものだった。
序盤、中盤とずーっと有利そうにみえたイ・セドルが
終盤の数手で、あっという間の大逆転で負けたからだ。
テレビ解説者も、ずっとイ・セドルの碁が有利だと言っていた。
イ・セドルの負けが決定したときも、解説者はぼーっとしたまま。
なんにも言えないような状況だった。

1996年のチェスの戦いは今も覚えている。
ガスパロフとIBMのディープブルーの対戦。
96年はカスパロフが3勝1敗2引き分けで勝利したのだが、
翌1997年の対戦では、1勝2敗3引き分け。
僅差であったが「コンピュータが世界王者のカスパロフに勝利した」と報道された。
ガスパロフが頭をかかえて呻吟する絵が印象的だった。
いよいよチェスではコンピュータが人間を凌駕したかと思ったものだった。

あれから9年。
いまやコンピュータでは決して勝てないと言われていた碁の世界で
世界の第一人者が(コンピュータに)敗北を喫してしまった。
人工頭脳の進歩は恐ろしいほどの勢いである。
「恐るべし、コンピュータ」である。

イ・セドル対アルファ碁の対戦は5回行われることが決まっている。
すでに2回は終わり、イ・セドルの2連敗が決まっている。
残り3回でどう挽回できるのだろうか。
でも、きょうのアルファ碁の勢いからすると、
イ・セドルの勝ちはかなり希薄だ。
明日休んで3月12日、13日、そして15日の最終戦へと続く。

手に汗握るとは、まさにこういうことを言うのだろう。
わたしは、碁はあんまりできないけれど、
コンピュータ対人間の対戦は、興味が尽きない。

日本の将棋の世界では、一流の棋士対コンピュータの対戦って、
どのくらいまで進んでいるんだろうか。
取った駒がまた使える将棋は、碁よりもさらに複雑さが多様で
コンピュータでは、あの羽生を負かすことはできないように思えるのだが、、、。
とりあえず、韓国での世界的対戦、「イ・セドル対コンピュータ」は
イ・セドルの2連敗で進行中。 写真はOSENより。


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コメント

日本の棋士として

日本の囲碁界の第一人者・井山裕太本因坊は「アルファ碁と普通にやってみたい」と語っているようだ。(毎日3月15日付)

是非、日本の棋士がアルファ碁にアタックしてほしいですね。
井山裕太本因坊はこれまでイセドル9段とは2勝4敗と
負け越しているので、どれくらいやれるかはわからないものの、
日本の棋士としてぶつかってみてほしいです。
結果は誰にもわかりません。^^

きのう3月13日(日)の第四戦は、
人間イ・セドルがはじめての一勝を挙げました。
立派です。
アルファゴの崩れかたがちょっと「疑問」の残るものでしたが、
それでも最善を尽くしての「まけ」だったんでしょうね。
(これまでの3戦と比べてかなりギモンフの崩れ方でしたが、、、)
あす15日(火)の最終戦がまた楽しみになってきました。

今しがた第3局が終わり、
またしてもコンピュータが勝ち、イ・セドル9段が負ける
という結果となりました。
この雰囲気だとコンピュータが5勝するのは
ほぼまちがいのない状況のようです。
人工知能の進歩に驚きを禁じえません。
コンピュータソフト(アルファ碁)の開発者チームは
さらに遠大な計画をもっているようです。
イ・セドルが負けた・勝ったというのは
ささいな問題だと思われます。
今後の人工知能の行方を占う上でかなり大切な対局と
いえるのだと思います。

永築當果さん、こんにちは。
韓国は今、碁フィーバーです。
プロも素人も、子供も大人も、男も女も
みんな「世紀の対局」に視線集中です。
きょう3月12日(土)は、午後4時から生中継されます。
あと2時間とちょっと。
バスターミナルとかソウル駅とかのロビーでは
接地されているテレビを見る人が蟻のように
「むらがる」ことになります。
将棋でも人間がコンピュータに負けるのは
時間の問題だと思われます。
天才羽生が積極的に機械との闘いに名乗りを
上げてほしいとおもいますが、ネットを見ると
どうも機械を避けているような、、。
いま韓国で行われている「アルファ碁」を作った
スタッフたちに是非訴えたい。

「日本将棋のソフトを開発して羽生に挑んでみよ」と。

実現しますかどうか^^。

囲碁よりも日本将棋のほうが指し手は複雑だと
わたしには思われるのですが。
とにかくこっちはフィーバー中です。坩堝(るつぼ)です。

碁も将棋も?

チェスでは既に負け、今回は碁で負け、近い将来に将棋でも負け、人間がコンピュータに勝てるものは何もないことになってしまいそうに思われますね。
でも、コンピュータが今できるのは単なる「2項操作」だけ。
これでもって将来予測まで可能なコンピュータが登場するかとなると、それは絶対に無理です。
「2項操作」しか行わない数学においても、新しい幾何学によるフラクタル図形では自然界に存在する複雑な形の数々、例えば雪の結晶の成長は予測不可能になることが証明されています。
物理学においては、空気中の分子の気ままなブラウン運動に端を発し、気流の変化も不確定性原理が働いて、いかなるコンピュータであっても明日の天気予報さえ明確に当てることはできません。
さあ、そこで、将棋において、予測不可能な奇抜な一手、悪い手であってもこれが勝利に繋がると人間が考えるものであれば、コンピュータを打ち負かすことができましょうや。
将棋をさしたことのない小生ですが、そう期待したいところです。
人間よ、コンピュータに負けるな!

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Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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