天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

ソンダム

冬休みも終りに近づいてきた。2月22日(月)。
武昌浦(ムチャンポ)という海辺にいってきた。
白砂が見渡す限りつづき、モーセの奇跡などと言われる
海が割れる現象がみられるので、
観光客もよく来るポイントである。
しかし、われわれの場合は海が目的ではなく、山が目的。
海のすぐそこから山が立ち上がっている。
山にはいり、薬草を採るのである。
薬草を採取する人のことをこちらではヤクチョ・クン(薬草を採る人)といっている。
またの名をシンマニ。
山ニンジン(サンサム)という一株で数億もするような薬草もあるが、
シンマニはこのサンサムを採るのが専門だ。
しかしサンサムがいつもあるとは限らない。
採れないことのほうが多い。
それでもめげずにサンサムを探し続ける。
それがシンマニの運命でありロマンでもあり実益でもあるわけだ。
日本にはシンマニといわれる職種はない。
サンサムがないからである。
中国のサンサムもカナダやアメリカあたりのサンサムも薬効は弱い。
なぜかここ韓国、朝鮮半島のサンサムだけが、
とてつもない薬効があるのだ。天の恵みであろう。

2月22日は、わたしの友達二人とともに行ってきたのである。
友らは、シンマニというよりはヤクチョ・クンといったほうがいいだろうか。

사진160223_000 ソチョン 生マッコルリ


今回は、海を見て、マッコルリを飲んで刺身を食べて            
ちょっと遊びモードで行ってみようということになったのだが、
白砂遊びを終えて、ちょこっと登った山のすそ野近くで
ソンダムというすごい薬草(ツタ類)が待っていてくれた。

사진160222_007 大物のソンダム(松の木にからみついているものがソンダム)

ソンダムというのは、松の木に寄生するツタ類で、
糖尿病とか関節炎とか血液浄化に薬効があるといわれているすごいもので、
かなり大きなソンダムにめぐりあえた。
遊びモードで山にはいったのだったけれど、
こういうとてつもない贈り物をくださる神様の計らいに
3人みなひざまずいて感謝。
マッコルリを生贄として供え、  

20160225_sanheng_.jpg (この写真だけは参考写真です。)

深いお祈りをささげてからおもむろに採取にかかった。
休みを締め括るにふさわしい大物と出会え、
満足の山行(さんへん)であった。天に感謝。 

사진160222_014  戦利品(感謝品)

1年に数回、この3人で薬草採りに山にいくけれど、
今回のような「大物」は、3年ぶりくらいだ。
自宅で焼酎付けにし、残ったものはネットを通じて必要な人に
ご提供(販売)する予定だ。
山のものは、値段ではないので、
購入する人もたいていは大喜びだ。
店で買うことのできないものだから。
売り上げは、3人の次の出陣のためのベースとなる。

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コメント

感謝

永築當果さん、
貴重な情報、ありがとうございます。

やはり、朝鮮半島のシンマニの存在というのは、
山ニンジン(サンサム)とか高麗ニンジンなどの伝統があるゆえのタマモノなのでしょうかね。
(ちなみに、サンサムと高麗ニンジンの違いは、100と1くらいの相違のようです。東医宝鑑にニンジンとあるのは、
サンサムのことであって栽培の高麗ニンジンは薬としての使用はなかったと聞いております。この部分、誤解があるかもしれませんので責任はもてません;;)

一つ、大きな文化の違いが確認できまして、
ほんと、感謝です。

それぞれにちがっているから、おもしろいし
うれしいですよね。

日本のシンマニ

日本にシンマニがいるかどうか。
エゾ・ウコギならひょっとして…と思っていろいろ検索してみましたが、栽培物が大半のようですし、北海道産は天然物であってもどうやら高品質ではなさそうです。
その他の薬草となると、日本には高価なものが自生しているという話は聞いたことがなく、シンマニはいそうにありません。
ただし、どれだけかの小遣い稼ぎをしてみえる方は数は少ないですがいらっしゃいます。
例えば、薬草の宝庫と言われる伊吹山(岐阜県と滋賀県の境)の山麓へは小生も行ったことがあるのですが、様々な薬草がけっこう自生しています。
これを各種採取してきてブレンドし、地元の方は古くから主として入浴剤として使っておられ、それが今では直売場で売られています。
しかし、いくらもしない入浴剤ですし、それほど売れるものでもないですから稼ぎはわずかなものでしょう。
また、これは別の地域ですが、薬草採取ツアーを開催し、そのガイド料をいただくという方が、これは日本中探しても何人もいないでしょうが、いらっしゃいます。でも、年に何回ガイドができるやら、です。
ということで、日本では一攫千金を夢見ることができるようなシンマニは存在せず、となりましょう。

永築當果さん、まずはコメントありがとうございます。
薬屋さんですから、ニンジンについてもよく
ご存知ですよね。
われわれの山行はアソビですので、
何百万円もの獲物は難しいですが
年に何度か気持ちの通じる人たちといっしょに
山を歩けるのが、何といってもうれしいです。
そして、生マッコルリ。
山で飲むマッコルリのうまさは、ことばでは表現できません。
大量に飲むのはありませんが、とてつもなくおいしいです。^^

シンマニさん

半年前ほどでしたか、テレビで1時間特集で韓国のシンマニの実情を報道していました。
一流企業をリストラされ、シンマニを職業とした方が2地区で1人ずつ登場しました。
山ニンジンを目的とするも、1か月探しても1本も採取できなかったりで、貯金をはたきながらの山ニンジン探し。
でも、山ニンジンが採れなくても、薬草でけっこう高価なものが採れ、何とか食いつないでいる、そのような紹介がされていました。
天安さんたちが今回採られたものはテレビでは出ませんでしたが、変わった薬草・薬木があるのですね。
まずはおめでとうございます。
薬用人参の種類も様々あるようでして、ベーシックなものは高麗ニンジン(ただし栽培もの)でして、うちで取り扱っている高級漢方薬に配合されています。
うちで最近力を入れて販売しているのが刺五加と呼ばれる北方系の薬用人参(シベリア・ニンジンともエゾ・ウコギ<エゾ:北海道に自生するニンジン>とも呼ばれます)です。
そして新たに力を入れ始めたのは田七ニンジン(中国雲南省)です。
どのニンジンも姿形は似ているも薬効がまるで違うから不思議なもの。
そうしたなかで、いずれも天然物となると薬効が高いようですが、はたして本当に値段相応に薬効が高いのか、少々疑問にもなります。そのテレビ特集では、数名の鑑定家によって、たしか1本の山ニンジンに1千万円の値が付いたものを紹介していましたが、これは単なる希少価値のように思えました。
何にしても、天安さんたちは今回の収穫で運が回ってきたようですから、今年は何百万円もするような山ニンジンが採れるといいですね。

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Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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