天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

2014年、行く年来る年。

みなさん、今年の来し方、いかがでしたか。

こちら韓国の年末は映画が話題です。

一つは「インタビュー」というアメリカ映画。
もう一つは「님아,그 강을 건너지마오」 (ニマ、ク ガングル ゴンノジマオ = あなた、その川を渡らないで = 死なないで )という映画です。

「インタビュー」のほうは、北朝鮮の김정은(キム・ヂョンウン)暗殺のお話です。
ソニーで制作したのですが、北からの脅迫に遇い一時上映取りやめとなったのですが、
オバマ大統領の「取りやめは残念だ」の一言で、再度上映が決まり、今アメリカで大ヒットしているというものです。

北に関する話を、なんで今アメリカの若者たちが見るのか。
理由はよくわかりませんが、オバマの一言が大きな宣伝効果になっているようなフシもありそうです。

あるいは、北朝鮮の世襲3代という、どこの世界にもありえないことを地でいっている国があるってことに対する
一種の不思議さ、驚き、疑問、などがアメリカ人観客を動員しているのかもしれません。

ちょっと幼稚っぽいですよね。北って。
でも、外交手腕は天下一品で北を凌ぐ外交手腕を持ち合わせている国は、たぶんないんじゃないかと思います。
単にだだをこねているように見えますが、すべて計算された動きです。
北のあのしたたかさは、ほれぼれするくらいです。勿論皮肉ですけど。

韓国の原発に対するサイバー攻撃が今現在なされていますが、99%の確率で北朝鮮の仕業のようです。
ソニーに対するサイバー攻撃とほぼ同じコードが使用されているんですね。

2010年3月26日に発生したいわゆる「天安艦事件」(チョナンハムサコン)のあとから、
北はこういう物理的な攻撃じゃなくてサイバー空間でのテロのほうにウエイトをおいて準備してきているようです。


もう一つの「ニマ」のほうは、76年間結構生活をともにしてきた老夫婦の「愛」の物語です。
おじいさん98歳、おばあさん89歳。

数年前「ウォナンソリ」(牛の鈴音)という映画がヒットしましたが、
それを越える勢いで記録ロードを突っ走っています。

きのう(12月25日)までに300万人を突破しました。
ドキュメンタリー映画としては、これは破格なんだそうです。
10代から70代、80代の人々まで、あらゆる世代まんべんなく動員しているようです。
なんでもない平凡な日常を監督がただ動画に撮り続けたものを
映画化したもののようですが、その「何気ない」部分が大きな感動を与えているもようです。

失われてしまった素朴な夫婦の形が、この映画に描かれており、
その平凡さ、普通さ、何気なさがうけているものと思われます。

今年夏の「ミョンリャン」(鳴梁)という戦争映画で、
日本の豊臣秀吉の軍隊と韓国の英雄李舜臣(イ・スンシン)将軍の率いる韓国軍との戦いを描いた映画がありましたが、
あれは動員数なんと1700余万人。韓国の人口約5000万人であることを考えると、べらぼうな数と言えますね。

「ミョンリャン」(鳴梁)というのは、戦いの場であった地名で、
こちらでは鳴梁海戰(ミョンリャンヘヂョン)と呼んでいます。
この戦いで韓国軍が大勝利し秀吉軍が引き上げるという内容です。

ちょうど4月にセウォル号の事故で、
船長がリーダーとしての責任を果たさず自分から逃げるという非常に恥ずかしい行動をとってしまった事件がありましたが、
この映画は180度それと反対の内容で、リーダー(イ・スンシン)が、最後までリーダーとしての責任を果たすお話なので、
韓国の人たちには大きなカタルシスを与えてくれた映画だと言えます。

でも、こういう映画は日本では勿論あまり人気のないのは当然です。
日本が負ける映画ですから^^。
そんなことまで「客観的」に見れる人があったら、そういう人こそ真のリーダーにふさわしい人かもしれません。

日本での上映が決まっているかどうかわかりませんが、
もし機会がありましたら、この「インタビュー」と「ニマ、ク ガングル ゴンノジマオ」はお勧めです。
泣けて、笑えるかと思います。

ブログ、今年最後のアップになりそうです。
今年1年、ブログに入ってくださったみなさまのおかげで楽しく更新することができました。
ありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします。(だんだん間隔が開いてきてますが;;;)

日本と韓国が「お隣さん」として仲よくつきあっていける姿だけを夢見ながら……。


みなさま、どうぞ、よいお年を

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コメント

感謝と新年のごあいさつ

ブログ見ていただいている皆様、
閲覧、ありがとうございます。

元気な体で2015年をお迎えください。
なんたって、心と体の健康が第一です。

今年最後の一日、残りすくなとなりましたが、
総仕上げをさらっとなさり、
希望に満ちた乙未(きのとひつじ 2015)年を
お迎えください。
乙未年は韓国語で「ウルミニョン」。
干支は日、韓、同じです。

ありがとうございました。

ソニーの中止判断がかえって宣伝効果を上げたようにみえますが、
これは意図したものではなかった、のではないでしょうか。
確かに北の外交は天下一品。敵う国はないようですね。
頭のいい家系かもしれませんが、今の人は、顔を見ていると、
そうは思えないので、誰かいいブレーンが居そうな気もします。

「平凡」「普通さ」「何気なさ」・・・こういうものは、
当たり前のように思えますが、そうではない地域もあるのですね。

秀吉の朝鮮征伐(日本式の言い方)は良くないと言った武将が
当時も居たようですが、秀吉が負けてよかったように思います。

地図を見ると非常に近いのに、一生懸命いがみ合っている。
こんな関係は異常です。早く改善されて欲しいものです。
天安さんのブログも、そのひとつの架け橋になっていると思います。
来年も頑張ってください。どうぞ佳いお年を。

こんにちは

天安さん、ホントに愉しかったです。
来年もかわらずよろしくお願いします。

独島は韓国の島!
竹島は日本の島!

今年の来し方は、どうだったのかな。
昔の友だちとも再会できて、
ちょっとよかったかな、なんて。
「ニマ」は、日本で見れるようになったら、
すぐ見てみたいです。

沖縄に暮す米沢人です。
いつも韓流情報、楽しんでます。
来年もまたよろしく。

「牛の鈴音」 よかったですね。
2011年の映画だったかな。
スローライフってことを考えさせられた映画です。
あれ以来、僕も、スローライフでやっていこうと。
なかなかできないんですけどね。

ウォナンソリ、みました。
とても、よかったです。
今度、ニマ、、、、、っていう映画が出たんですか。
ぜひ、みてみたいと思います。
よいお年を。

韓国のことがたくさん知れて、
楽しませてもらいました。
来年も、また、おもしろい話題をお願いします。

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Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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