天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

上杉鷹山(7)

米沢を代表する人といえば、この人「上杉鷹山」。このブログのカテゴリに「ふるさと」を入れてありますので、鷹山についてちょっと書くシリーズです。今回はその7回目。
7月7日ブログ上杉鷹山(6) の続きです。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 

 この三つの役目は、驚くほどうまくかみあって機能しました。一般行政上の政策は、郷村頭取と郡奉行の手で実行されました。しかし鷹山は、「教育のない民を治めるのは手間がかかり効果もあがらない」と言って、そのような教育が教導出役によってほどこされ、「すべての人々に生命とあたたかい血を通わせ」ました。だが、その教育も規律を欠けば、やはり効果が上がりません。それで、もっとも厳しい警察制度によって、教育をより効果的に、慈悲をより目立つようにはかりました。このような民の統制制度を作り上げることのできた若き藩主は、おそらく、人間性についてよほど深い洞察力をもっていたに違いありません。
 この新体制は5年間、他からなんの妨害にあうこともなく実施されました。秩序が現われはじめ、絶望視された社会にも回復の希望がよみがえりました。そこへ、もっとも手痛い試練が訪れました。鷹山でなかったら、きっと挫けていたことでしょう。保守派が台頭したのです。彼らは私腹を肥やすわけではないが、旧態にそのまましがみつく人々でした。改革にはどんな形でも反対する人々でした。
 ある日、7人の重臣は、若き藩主のもとに来て不満を訴え、新体制の即時撤回の口約束を強要しようとしました。藩主は答えませんでした。藩主は、自分の評価を民に託すつもりでした。もしも人々が新体制に反対なら、その地位をゆずり、もっとすぐれた有能な人物に代わってもらう考えでした。


ここまで上杉鷹山(7)。『代表的日本人』(内村鑑三)より


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コメント

秋田といえば、秋田杉とか八郎潟などが思い浮かびます。
あ、そして一番重要な「秋田美人」。
わたしは秋田が好きですね。
横手のやつが大学のときの友としているんですが、
彼はわが友の中でいちばん温厚です。
ことばも、あったかいんですよね、秋田弁。
学生時代、秋田の田沢湖まで自転車旅行したんですが、
米沢方言のわたし、一方店では秋田方言のおばさん。
同じ東北弁ですが、秋田のおばさんのことばをはじめ聞き取れなかったことが今でもありありと思い出されます。
アクセントというかなにかがわずかにちがっているために、
聞き取れないんでした。おもしろかったです。
アクセントあるいはことばのリズムのちょっとしたちがいが、
意味を把握する上でどえらく影響するんだな、ってことが
そのとき実感したことです。
これまで天変地異や凶作、飢饉などがなかったため、
人々は温厚なんだと思います。うらやましいこってす。
良さげなのですよ。

羨ましいですよ

私は…まあお隣の秋田なんですが、ここは太古の昔から
大した災害にも遭わず、凶作も飢饉も経験がない…。
人民はおしなべて貧乏だけれど、まったく飢餓感がないから、
政治には端から期待も批判もしない…

だからお隣の上杉鷹山のような
卓抜した政治家が生まれ育つ土壌にない....。

そういわれてます...。

そしてそれは今現在も続いている…と。

嘆かわしいのか、良さげなのか???
よくわからんコメントで申し訳ないです。

過去の人ばかりを誇っていてもしかたないですが、
やはり上杉鷹山は別格ですね
米沢という片田舎の地で、江戸時代にこういう(これから展開される)政治(統治)を行なっていたわけですから。
人々を大切にする気持ち、民の父母という気持ちで統治していれば、統治されるほうも安心ですね。このあたりがケネディも大いに参考にした政治の精神ではなかったかとわたしも思います。これからも楽しみに。(内村鑑三に感謝)。

ケネディも尊敬していたという鷹山。
私も関心があります。
米沢っていう地の人だったんですね。

鷹山の人となりがだんだん浮き彫りにされてくるようで
楽しみです。この先、いかようになっていくんでしょうかね。
すこしずつアップされてるのも、いいですね。
パッと読めますんで。

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Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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