天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

ドラマ『鄭道傳』(ヂョン・ドヂョン)

今こちら韓国では、KBS1のゴールデンタイム土・日の午後9時40分からのドラマ『鄭道傳』が人気です。高麗末から朝鮮時代にはいる混沌の時代を生きた一人の学者(ソンビ)の生涯を描いたドラマです。このドラマもそのうち日本で放映されるものと思われます。おもしろいです。わたしも毎週見てます。

♦ここから引用♦
高麗末のように乱れた韓国社会…革命家 鄭道傳(ヂョン・ドヂョン)に共感する
時代劇「'鄭道傳」'に熱狂する40-50世代たち、「ギャグコンサート」見ないで本邦死守、なぜか。
朝鮮のチェ・ゲバラ…命をかけて革命を主導し、民本・爲民政治を推進…  夢が結実される前に夭折して永遠の'革命アイコン'に。

最近40~50代中年男性視聴者の間で人気を集めているというKBS1ドラマ「鄭道傳」。
4月13日(日)に放送されたドラマは視聴率17.1%(全国基準)を記録し、伝統の視聴率王者であるコメディー番組「ギャグコンサート」(16.4%)を抜いて同時間帯では第1位を占めた。3月9日以降6週間連続'ギャグコンサートの代わりに『鄭道傳』を視聴した人が多かった。視聴者掲示板には「現代の男なら必ず見なければならないドラマ「「時代劇においてアクションシーンがなくてもスペクタクルで迫力溢れるものにもなるということを見せてくれた」などの文章が掲載されている。

公務員ガン・テウン(51)さんは「民のための名分と実際の権力争いの実利をすべて準備しながら、新しい王朝を作る姿が興味深い」、「この過程で戦略を樹立して、反対側に対抗する勢力糾合に乗り出している姿がまるで今日の政治ドラマを見ているようだ」とした。

朝鮮の建国過程を描いたドラマ『鄭道傳』に触発された'鄭道傳熱風'が出版・文学界に拡散している。1997年に出版された鄭道傳(ヂョン・ドヂョン)に対する初の大衆歴史書『鄭道傳のための言い訳』(以下'言い訳')が17年ぶりに2版を刷り、大型書店には鄭道傳コーナーができた。'言い訳'の著者・ヂョ・ユシク(インターネット書店アラジン代表)氏は、「この本を書く時、参考にできるものは韓永愚(ハン・ヨンウ)ソウル大学教授が書いた『鄭道傳思想の研究'』くらいだった」と語る。2003年に「サムボンハク(三峰學)」という名前を掲げた初の学術会議が開かれた。サムボンは、鄭道傳の号である。

高麗末期の混乱を乗り越え、朝鮮建国の思想的枠組みを築いた政治指導者である三峰・鄭道傳(1342~1398)。朝鮮の国家経営体系を確立した1級ブレーンであり、「キングメーカー」だった。しかし、彼は李芳遠(イ・バンウォン)と繰り広げた権力闘争(1次王子の乱)で敗れて悲劇的最期を迎え、朝鮮時代はずっと万古の賊という烙印を押されたまま忘れさられた。その鄭道傳が600年の歳月を超えて再び登場したかっこうである。

朝鮮開国6年後の1398年8月26日未明、李芳遠一派が鄭道傳を不意打ちに襲い殺害する事件が起きる。1次王子の乱である。『朝鮮王朝実録』は、鄭道傳が王族を蹴散らそうとしたため先手を打った事件であったと記録したが、実際の情況から見て、李芳遠(イ・バンウォン)が政権を獲得するため起こした反乱だった。李芳遠は朝鮮を開いた李成桂(イ・ソンゲ)の5番目の子ども。

イ・インファ教授は「自分の設計通りに朝鮮を開いたが、革命の後輩世代だった李芳遠に殺された鄭道傳は、自分が作った体制によって処刑された人」"とし、「革命家の宿命で、ペーソスを感じさせる」とした。韓永愚(ハン・ヨンウ)教授は「革命は命をかけることだと言うが、三峰こそ命をかけて革命を主導し、その革命のために命を失った」とした。小説家ソン・ソクジェ氏は「賤民の血が混じった地方出身の若者が開国功臣となっていったが、再び万古の逆賊に墜落した途轍もない落差はそれ自体で立派な話の種」とした。

鄭道傳は政権樹立には成功したが、守城に失敗して命まで失ったから半分は成功して半分は失敗した革命家であるわけだ。ジャン・ウンス、民音社編集人は彼を「未完(の革命家」として、「革命のアイコン」であるチェ・ゲバラにたとえる。彼は「チェ・ゲバラは自分の信念に従って生き39歳の若さで死んで行ったのに逆説的に永遠のヒーローでいることができた」、「純粋で遠大な夢を見たが、自分の夢が結実される前に除去された鄭道傳も『悲運の革命家』としていつまでも記憶されるだろう」と語った。


出典: 朝鮮日報 http://premium.chosun.com/site/data/html_dir/2014/04/18/2014041801574.html?cont02

♦ここまで引用♦

このように鄭道傳という人は、高麗時代の末に現われ、次の時代・朝鮮時代の思想的枠組みを構築したブレーン的人物です。高麗時代に生き次の新時代(朝鮮時代)を開拓すべく立ち上がった革命家という位置づけになるかと思います。本文中、「高麗末期の混乱を乗り越え、朝鮮建国の思想的枠組みを築いた政治指導者である三峰・鄭道傳(1342~1398)」とありますが、三峰(サンボン)というのは鄭道傳(ヂョン・ドヂョン)の号です。韓国ではこの号というやつをかなり多く使用してますね。朝鮮時代あたりの文人、学者などはみな号をもっていてだいたいその号で呼ばれているようです。たとえば朝鮮時代の偉大な学者である李滉,(イ・ファン 1501~1570年)という学者は、号が「退溪」で「テゲ」と発音します。それで「退溪・イ・ファン」などと言われたり「イ・テゲ」(李退溪)」と言われたりしています。上杉鷹山の場合も本名は「藤原治憲」ということで「鷹山(ようざん)」というのは号みたいなものですから、それと同じような感じですね。

朝鮮(1392年-1910年)。国を開いた太祖のイ・ソンゲ(李成桂)から最後の王・純宗に至るまで27名の王が継承され518年に及ぶ期間持続した。日本による植民地進出により朝鮮は終えることになる。


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韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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