天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

權なにがしの屈辱 _ 韓国のジョーク002

クォン(權)なにがしの屈辱


ある日、安なにがしが、道行くお坊さんを呼びとめた。

「お坊さん、ちょっとお聞きしたいことがありまして」
「はい、どんなことでしょうか?」
「私は、安なにがしといいますが、
    隣りに住む權なにがしという者が、ことあるたびに冗談に
「女が笠をかぶった姓 (安のこと) といいながら私をばかにし、こけにするんですよ。
    私もこの權なにがしをコケにする方法はないものでしょうか」

權なにがしには、他人の姓の揚げ足をとり、笑い物にしてはこけにするという
悪い習慣があったのである。

「しからば、日を決めて權なにがしを自宅に招待してくだされ。
    さすれば、わたくしめがあなたの家の前を通り過ぎますから、
   小生をお呼びくだされ。そのあとはわたくしめがよきように計らいます。」

安なにがしは、お坊さんからこのように約束をとりつけてもらった。 


約束の日、お坊さんが安なにがしの家の前を通りすぎようとしていた。

「もしもし、もしもし、大和尚様」

安なにがしが大急ぎでお坊さんを呼びとめた。

「はい。どうかなさいましたか」
「こちらに来て、酒でも一杯いかがですか」

お坊さんが安なにがしの応接間に入り、
お酒を飲みはじめた。
同席していた權なにがしがお坊さんに尋ねた。

「高僧様、姓はなんとおっしゃいますか」
「はい、わたくしめ、姓がちょっと複雑でございます。
    母がわたくしめを妊娠したとき、4人の男と関係を持ちまして
    小生の姓を知るのが困難となりまして、
    4人の男の姓であるイ(李)氏、ノ(盧)氏、オム(嚴)氏、チェ(崔)氏を
    すべて合わせて小生の姓を作ったと申しておりました。」
「ほう、それでその姓とは?」
「申し上げるのも恥ずかしいかぎりです。
    李氏からは、「木」の字を一つ取り、
    盧氏からは、草かんむりの艸を一つ取り、
    2度関係を持った嚴氏からは、口の字を二ついただき、
    崔氏からは、ふるとりの字(隹)を一つ取り、
    みんな合わせてクォン(權)氏の姓となったと申しておりました。」

自らの姓氏をばかにするお坊さんの話を聞いていた權なにがしは怒り心頭に発し、

「ええい、きさま、天下のアホウ家門、權氏だったのか」

といいながら、お坊さんに悪態をつき、自分は顔を火照らせるのだった。

すると久かたぶりに權なにがしをこてんぱんにした安なにがしは胸のつかえがとれ、
權なにがしにさらなる寸鉄を浴びせた。

「君と同じ家門(宗氏)の関係なんだね」

權なにがしは顔をひきつらせた。

その後、權なにがしは人の姓に対して
バカにしたりケチをつけたりいいがかりをつけたりする悪癖がなくなったそうな。

めでたしめでたし^^。


参考サイト:http://blog.daum.net/heeg1209/1181/ 
ちなみに、上のジョークは、特定の家門の悪口ではありません。一つの笑い話としてお受け取り下さい。


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コメント

「安」氏

>津軽の土着系氏族(蝦夷)の「安東氏」が鎌倉幕府(北条高時)との闘いに敗れ、
>一族・領民が朝鮮半島に落ち延び、「安」氏になったという説が


カキコ、ありがとうございます。
鎌倉幕府・北条高時の時代といいますと、だいたい1320年ごろのことになりますね。
闘いに敗れた津軽の土着系氏族(蝦夷)の「安東氏」一族・領民が
朝鮮半島に落ち延び、「安」氏になったという説があるということですか。
「安」氏といのは、韓国では有名なのは3つの系統ですが、
その他全て含めると97くらいの「安」氏がいるようです。
こちらのネットで調べると、97番目の「安」氏として
槐山安氏 (クェサン アンシ 日本投化人)というのがあるみたいです。
この「安」氏が津軽の「安東」さんかどうかは未確認です^^。
槐山 (クェサン)というのは地名です。
この槐山 (クェサン)を故郷とする「安」氏という意味ですね。

この話、出典 :「韓國學中央硏究院」http://people.aks.ac.kr/index.aks
です。

ピプコさん、もしかして上記の津軽の「安東氏」の話の典拠がありましたら、
本でもネットでもアップしてもらえるとありがたいです。

天安さん こんばんは

またしても関係ない話ですが....

津軽の土着系氏族(つまり蝦夷)の「安東氏」が
鎌倉幕府(北条高時)との闘いに敗れ、一族・領民が
朝鮮半島に落ち延び、「安」氏になったという説が
ありますね。

ちなみに「安東氏」の本家、本性は
「安倍氏」と言います.....。

姓について

>子を産んだ母親が、その子の姓を自由に付けられるの?

これは完全にジョークで、母親がその子の姓を自由につけるということはありえません;;;。

男が金さんで、女が朴さんの場合、一般的に子どもは自動的に男の姓つまり金氏になります。
ひところ、子どもの姓として「金朴」というように父親の姓プラス母親の姓を直接続けて書いて一つの姓にするようなことも行なわれていましたが、最近はまたこの動きはあまり見られなくなっていますね。
「チョルス」という子どもの名前であれば、「金朴チョルス」つまり「キムバク・チョルス」という姓名になるわけです。

結婚しても女性の姓が変わらないのが韓国の大きな特徴です。

山田(男)と田中(女)が結婚したら二人の姓は山田になり、当然子どもの姓も山田。
これが日本スタイルで、これは世界的にも一番多いスタイルのようです。

でもここ韓国は、金(男)と朴(女)が結婚しても、男は金で、女は朴のままです。そして子どもは金。

女性としては自分の姓が子どもに反映されないので、それが女性としては辛い点となりますね。
でも、ま、日本の場合は、子どもだけじゃなくて女性の姓まで男の姓になるので、女性という存在は、
結婚と同時に男性のほうに吸収されてしまうようなことになってしまうわけですよね。
それよりはちょっとマシといえばマシなわけで(女性が自分のアイデンティティを多少とも主張できているという点で)、
世界的にみても姓の観点では、やっぱり男性優位になってますね。
これがいいことか悪いことかはわかりませんが、考えるべき余地は多少はあるような気がしています。わたしは男ですけど。
(どうするのかという代案は具体的には持ち合わせてないですが…)

これは傑作!でも…

2度関係をもって口2つ、ここが面白さのピーク。
非常に面白い韓国ジョークですね。
ですが、子を産んだ母親が、その子の姓を自由に付けられるの?
日本では考えられないことですが…
韓国と日本で、その点が異なるようでしたら、解説していただけると有り難いです。

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Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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