天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

聖職者とクルマ


聖職者とクルマ。
タイトル自体がおもしろそうですよね。
聖職者といわれる人々は、質素なクルマに乗ってるんでしょうか。
必ずしもそうではないようです。本文をご覧ください。

本文は、まず、8月半ばごろ韓国を訪れたローマ法王フランシスコの話から始まってます。
後半部でソンチョル和尚のことが出てますが、
ソンチョル和尚(1912年2月19日 - 1993年11月4日)という人は、
韓国では一番尊敬されている和尚と言ってもいいでしょう。
1993年の荼毘の折には、韓国民全員が涙しました。高僧です。
このころすでにわたしは韓国で生活を始めて5年ほどになっていたので、
このときのテレビ、わたくしも見ました。

♦ここから引用♦
教皇フランシスコが訪韓の際、KIA自動車の 'ソウル' に乗る姿は、新鮮な衝撃だった。
その巨体をその小さな車に 'くしゃくしゃに丸めて乗り込み' 窓を開けて手を振る
彼のトレードマークを韓国でもう一度見せてくれた。

数年前、'聖職者と自動車' に関する記事を準備したことがある。
金壽煥(キム・スファン 1922.7.2 ~ 2009.2.16)枢機卿が最後まで旧型グレンジャーに乗る様子を報告したもの。
金枢機卿はグレンジャーの前はソナタに乗っていた。
カトリックの各教区長の自動車を調べてみた。
だいたいは中型車であり、年式が古いモデルだった。
そのうち、ソウルで開かれる会議に常連で遅刻するある教区長がいた。
車にガタがきてて、高速道路で頻繁にエンコするためにそうなるんだと語った。

これをきっかけに他の宗教の有名な聖職者の自動車も調べてみた。
内心 '聖職者たちがこんなに質素に暮らしている' いう趣旨の結論を期待しながら。
しかし、すぐに記事を放棄した。
大型高級車がかなり多かったからだ。大型車を利用している理由は様々だった。

「昼も夜も、ソウルから地方に高速道路、国道に乗っての移動が多いだけに、安全を考慮せざるを得なかった。」
「私は、中型車に乗ってみたいですが、信者たちが自分の車を持ってきて乗りなさいと勧めてくれ、
その真心を拒むことが難しいので。」
「ある司祭(カトリック)は良い車に乗っていて、我々の牧師様が下に見られるのが嫌で…。」

すべて一理はあった。
しかし、俗世の人たちもやはり同じ理由で力(財力)さえあれば高級車、大型車に乗りたがるのも当然と言えよう。
そういうわけで記事は放棄し、多くの日々が流れた。

そして我々は、目の前で 'ソウルに乗った教皇' に会うことになった。
しかし教皇は、主に市内で移動する時はソウルに乗り、地方に動くときは、ヘリやKTXに乗った。
韓国の聖職者と単純比較は難しいものの、口当たりはほろにがい。

(つまり、高級車に乗る韓国の聖職者と比べて大衆交通手段を使用する教皇は質素だということ)

数年前の取材の際、ちょっとおもしろい情報に接した。
ソンチョル和尚が晩年にベンツに乗ったことを知ったのだ。
知られている通りソンチョル和尚は袈裟でさえ、あちこちつぎはぎだらけの着たきりすずめで一生を貫いたお方。
してまたそれがベンツとは?? 
こういうことだった。

大統領が会いたいと言っても、自分の寺である海印寺・白蓮庵(ベクリョンアム)に出てこなかったソンチョル和尚だったが、
病院に行ったり、法話をするため外出をする時があった。
そんな時、敬虔な仏教信者だった和承(ファスン)グループのヒョン・スンフン会長が自分の乗用車を海印寺白蓮庵に送ったとのこと。
「自分の車」を持たないがゆえに、世界最高級車がおのずと「私の車」になった形だ。

出典:朝鮮日報 http://premium.chosun.com/site/data/html_dir/2014/09/19/2014091900167.html?csmain


♦ここまで引用♦

金壽煥(キム・スファン)枢機卿が乗っていたのは旧型グレンジャーということですが、
グレンジャーは韓国では高級車ですが、「旧式」のそれに乗っていた、ということで
けっこう質素だというニュアンス。
教皇フランシスコが乗ったという「ソウル」は、、KIA自動車のクルマで1600CCくらいの中型車。
日本の軽(560CC)とか1000CCほどのクルマに比べれば大きいが、
こちら韓国では1600CCというと「小さい」車というイメージだ。
ちなみにわたしが乗っているのが2000CCのSUV「コランドC」というクルマ。
これよりも小さな車に乗った世界の教皇に皆な驚き、感動しました。
ソンチョル和尚は、「山は山、水は水」という有名なことばを残した和尚としても有名です。
高僧ソンチョル和尚とベンツというアンバランスがなんともおもしろいと思いました。
(ただ、これは、韓国の雰囲気を知ってるかどうかでおもしろさは100%にもなり、50%にもなるかもしれません。)

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Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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