コーヒー _ 学生エッセイ0038
韓国の若者、大学生がどんな文章を書くのか。
学生エッセイシリーズは、韓国の日本語学科の学生らが書いた文章を紹介するコーナーです。
今回はその39回目で、女子学生CSRさんの作品です。
(違和感のある部分は、ブログ管理者が適当に直してます。)
<コーヒー>
私の取っている授業の中で「コーヒー」という教養科目の授業がある。中間テストの試験範囲の中でコーヒーの歴史について学んだのだが、興味深いことにコーヒーの歴史という内容なのに日本という国が出てくるではないか。コーヒーといえば普通欧州からというイメージが強いと思う。ところが『コーヒー』という教科書に日本のことが数多く言及されている。コーヒーを炒れる器具とか、日本人たちがコーヒーを炒れる飲み方、さらに欧州へと移民に行ってコーヒー栽培を行なう日本人など、コーヒーと日本人はとても深いつながりをもっているのだ。
私がワーキングホリデーで日本にいたときのことを考えてみると、UCCコーヒーショップがとても多かったように記憶している。その時は何も知らなかったため「チェーン店だね、コーヒーの香りがいいね」などといいながら飲んでいたその店が、日本初のカフェだと知ってほんと驚いた。
店ではアメリカンをよく飲んでいた。注文すると私の席のところに来て不思議な器具で直接コーヒーを煎れてくれたのを思い出す。たぶんそれは日本人が開発した日本式のコーヒーの煎れ方ではないかと思う。
私は、日本と韓国のコーヒーに関しては「両方ともただ輸入して飲んでるんだろ」となんとなく思っていたけど、日本は韓国より170年も早くから具体的な歴史をもっていたのだ。考えてみると、日本はいつも古いものを大切に保管し保存しているのを見ることができる。韓国も最先端、最新式ばかりを目指すのではなく、古いものを見直し古いものの良さを未来に伝えていく姿勢も必要かと思った。