天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

甲と乙

甲と乙。
契約書などでよく見られる語です。
甲は会社側、乙は被雇用者側となるのが普通です。
甲は権力の象徴、乙は権力に屈する側の象徴と見れます。
韓国では、この「甲と乙」という単語が流行語となってました。
何にでも「甲と乙」が出てきてましたね。
甲乙つけがたい、というような甲乙ではなく、
権力側の「甲」と被支配側の「乙」といった図式で表される甲乙です。
これの発端は、たしか「ナムヤンユオプ(南陽乳業)」という牛乳会社が
代理店の下請けに対して無理難題を押し付けながら平然としていた事件だったと思います。
2013年の前半期にあった事件で、
下請けの社長(だったと思う)が、本社の暴挙に対して押い詰められ
結局命を絶ってしまった事件だったと記憶してます。
牛乳を100本注文すると200本は無条件配達されたり、
ヨーグルト100本注文するとやはり300本とか無理やり押し付けられそれを断りきれない。
甲は「南陽乳業」、乙は下請けのこの会社。
この甲乙関係が世間一般の大きな関心事となり、
結局2013年7月の国会で、このような「甲のごり押し」を放置することを取締る法案が出され、
たぶん可決されたと思います。
この事件があったあと、
テレビもラジオも新聞も、みな、「甲の横行」、「甲のごり押し」、「甲の暴挙」などということばを
使うようになりました。
ひと頃は、世間話をするときでも、
例えば
「きのうはオレが全部おごってやったよ。4人集まってさ、オレが古参で甲じゃないか。
甲としてちょっとカッコつけといたよ」とか、
「きょうはあたしが甲よ。全員きょうはあたしの言うことを聞くのよ」と使ったり。
甲乙という契約書や法律書などにしか見れないガチガチのお堅い単語が
世間話にまで応用され使われる現象がひと頃の韓国でのホットな話題でした。
現在はあまり頻繁には出てきませんが、たまにパッとスパイスを利かせようと思うときなどに
「おい、それは甲のごり押しだよ」
などと使われているようです。



スポンサーサイト

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

treenamu

Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

韓流 (94)
学生エッセイ (82)
ランの窓 (2)
心と体 (12)
韓国のジョーク (4)
ふるさと (55)
詩 (12)
釜山さむらい (6)
数学 (9)
サッカー (11)
筆者のエッセイ (28)
未分類 (31)

カレンダー

05 | 2014/06 | 07
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

検索メニュー

RSS リンクの表示

リンク

이 블로그 링크에 추가하기

ブロとも申請フォーム

블로그친구신청

FC2Ad

Template by たけやん

動画ランキング