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天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

100年に一度咲く花「龍舌蘭」。

           20231130 100年で1回花開く蘭



「龍の舌に似ている」ということで世間では「龍舌蘭(ヨンソルラン)」
とも呼ばれる花が最近、光州(クァンジュ)広域市のある花屋さんで
満開になり話題を呼んでいる。
竜舌蘭(りゅうぜつらん、学名:Agave americana, Americanaloe)は
「アガベ」と呼ばれ、ホウレン科(アスパラガス科)竜舌蘭亜科に属する
多年草。西洋ではキツネのしっぽに似ていることから「キツネのしっぽ
アガベ」と呼ばれることもある。 
特に花が咲いているのを見れるのはごくまれで、「100年に一度咲く花」
として知られている。
ためにどこかで花が咲くと、
その花を見た人たちに「大きな幸運をもたらす」として、
願い事をする霊物扱いもされることもあるとか。
このように世間に知られているように「花が100年に一度咲く」という
俗説から「世紀の植物(century plant)」と呼ばれることもある。
専門家などによると、アガベは10年以上育ってはじめて花が咲くので、
生きている時に花を咲かせることは珍しくないと言われています。
室内空気浄化や観賞用として広く知られているこの植物は
もともとメキシコが原産地で、その根はメキシコの代表的な酒
テキーラの原料として使われている。
この花は一生に一度だけ花を咲かせるそうで、花が散ると徐々に死ぬ
と言われている。
このように珍しい花が光州広域市光山区新倉洞所在の緑の花屋さん
(代表バン・ソウン氏)のハウス内で咲いた。
花園の関係者によると、花軸は今年9月末頃から登り始め、
3か月余りで龍の舌のように長く曲がって伸びてきたという。
小さなつぼみが下から次々と白い花を咲かせ、まるで広がっ
ていくかのように日々咲いているらしい。
このような事実が周辺に口コミで広がり、市民は「幸運と大きな
福をもたらす兆し」と歓迎している。
緑の花園のパン・ソウン代表は「ヨンソルラン(韓国語で)とも
呼ばれるアガベの花はどこでも簡単に見られるものではないので、
花と共に生きてきた私にも神秘的で本当に幸運をもたらしてくれ
て大ヒットするか期待が大きい」と話している。

 
                     20231130 100年で1回花開く蘭_ 2
噂を聞いて花を見るために花園を訪れた市民のチョ・ヨンヒョン
さん(56)は「100年に一度咲くという花を直接見ただけでも大
きな幸運ではないかと思う」とし「この花が幸運をもたらすという
俗説があり、今のように経済的に厳しい時期に周りの人が同じよ
うに大きな福と幸運を得られるよう広報している」と話している。
(KBC光州放送参照)

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エンゼルスシェア

     20231115_ LG泡盛  
     故ク・ボンムLGグループ先代会長が1995年に沖縄で購入してきたという甕器に入った泡盛焼酎。
     団体写真はLGツインズ。



LGツインズが11月13日、29年ぶりに韓国シリーズ(KS)優勝を手にしたおかげで、
故グ・ボンム先代LGグループ会長が生前に準備した優勝祝い酒である日本
沖縄産「泡盛焼酎」が再び話題になっている。

LGツインズ側によると、グ会長が1995年に沖縄で購入してきた泡盛焼酎3本を
蚕室(チャムシル)球場LG球団事務室に置き、数年前に京畿道利川のLGチャン
ピオンズパーク宿舎飼料室に移した。焼酎を運ぶ過程で酒が少し蒸発し、壺の
上部がたくさん空いたという事実を知り、3本の酒を4リットルの壺1本に合わ
せて入れたという。従来の焼酎は4分の3程度残っている。チャ・ミョンソク
LG団長がお祝い酒が足りないことに備えて、韓国シリーズの前に泡盛焼酎の
2つの甕をさらに買ってきていたことが分かった。

ところで歳月が経つにつれアルコールが蒸発して量が減るのは泡盛焼酎だけの
現象ではない。韓国国際ソムリエ協会会長である慶煕大のコ・ジェユン教授は
「一般的な焼酎・ビール、ワインやコニャック、ウイスキー、バーボンのような
酒も長く保管すればアルコールが空気中に蒸発し量が減るもの」とし「これを
毎年天使の分け前が消えるという意味でエンゼルスシェア(Angel's Share)と
語った。エンゼルスシェアの量もそれぞれ違う。酒の量が減る程度は酒の種類、
熟成容器と蓋の材質、保管する温度と保管方法によってそれぞれ異なるためだ。
時間が経てば減る酒類蒸発の法則について調べてみた。

グ前会長は1994年当時、沖縄転地トレーニングを終えた後、選手団と沖縄の
特産品である泡盛焼酎で乾杯した。そしてその年、韓国シリーズで2度目の優
勝を果たした。グ前会長にとって泡盛焼酎は幸運の象徴になったわけだ。
1995年、彼はシーズンを控えて「再び優勝したらこの焼酎で祝杯をあげよう」
と言って、同じ甕器に入った泡盛焼酎3本を買ってきた。

泡盛焼酎は、タイのアンナンミ(安南米)を蒸して作る蒸留酒だ。黒麹酵母
を入れて発酵させた後、これをそのまま蒸留し、甕器に入れて熟成させる。
甕器に入れられた泡盛焼酎は、普通1年に3%ほどアルコールが蒸発するとい
う。土で作った甕器には空気穴が多く、これを通じてアルコールが毎年少し
ずつ漏れるようになるということだ。

日本の酒類専門家である輸入酒類会社ビッグボイリカーのキム・ボンギュ代表
は「グ前会長が購入した泡盛焼酎はアルコールが多く蒸発したケースだが、
酒を一度開けて壺一つに合わせる過程を経て常温で保管しながら酒がさらに
多く蒸発してしまったはずだ」と話した。彼は「甕器の厚さ、蓋の材質によっ
ても蒸発程度が変わる。甕器を寝かせて保管したり、地面に埋めて保管して
いたら、アルコールの蒸発を減らし、より良い状態のお酒を飲むことができ
ただろう」と話した。

ワインの場合はどうだろうか。WSAワインアカデミーのキム・サンミ院長は
「ワインをオーク樽に入れて熟成させる過程でオーク樽の穴からアルコール
が蒸発して量が減り、オーク樽の風味は酒に染み込むことになる」と話した。
キム・サンミ院長は「正統ワイナリーでは熟成過程でこのようにワインの量が
減ると、別に保管しておいたオリジナルワイン原液を再び取り出して満たす
過程を繰り返す」と話した。

ウイスキーも似たような蒸発と熟成過程を経る。熟成年式が古いほど貴重
なウイスキーとして扱われる理由だ。普通40度のアイリッシュウイスキー
は、英国の気候では1年に2%ほど蒸発する。蒸し暑い地域で作られる台湾
のカバランウイスキーは毎年10%ずつ減るという。

韓国の焼酎も樽で熟成する場合、1年に2%ほど蒸発する。ハイト真露研究
員は「45度の一品真露はオーク樽に保存すれば毎年2%ずつ減る」と話した。
ただ、ステンレス缶に入ったお酒はそれほど量が減らない。

家に置いておいた焼酎やワイン、ウイスキーもアルコールが栓の隙間から
少しずつ漏れている。その代わり、その量が極めて微々たるものだ。
コ・ジェユン教授は「ワインの場合ならコルク栓から漏れる可能性があり、
焼酎やウイスキーもアルミ蓋の間からアルコールが抜ける可能性がある。
数年間放置すれば、量が少し減ったことを肉眼で見ることができるだろ
う」と話した。(朝鮮日報参照)

黄節参発見。鑑定価格は1億3千万ウォンなり。

               20231108황절삼 _
慶尚南道山清の智異山(リチサン)の麓で「黄節参(ファンジョルサム)」
12本が一度に発見された。
「黄節参」は葉が紅葉のように枯れていく晩秋に発見される山参(サンサム)
のことだ。今回発見された山参は、5代にわたって一緒に育った家族山参と
推定されている。
韓国伝統シンマニ協会は8日、最近50代のシンマニが智異山の麓で
その山参を採取したと発表した。このように晩秋に発見される山参は葉と
芽袋に留まっていたサポニン成分がすべて根っこに移動し、春や夏に発見
される山参より重さが多く、「黄節参」という名前で呼ばれている。
濃い黄色に栗型の丸い形をとって「童子参(ドンジャサム)」という別名も
持つ。今回掘り出した黄節参は根の重さだけで大人2人が服用できる83g
水準ということだ。かなりのグラムなのである。
樹齢は80年以上、鑑定価格は1億3千万ウォンと策定された。
韓国伝統シンマニ協会の関係者は「今年、頻繁な雨と台風で十分な水分が
供給され、休眠していた数多くの山参が同時多発的に発見される傾向が
ある」と明らかにしました。
続けて「今回発見された黄節参は接近しにくい人里離れたところにあり、
これまで発見されず黙々と歳月を乗り越えたものと見られる」と説明し
ている。実際、今年はサンサムのニュースがたびたびあった。この
ブログにも何度か登場している。このブログを見ても、今年はサンサム
の当たり年だったということがわかるはず。韓国のこのサンサムは、
やはりなんといっても韓国の象徴であり誇らしい天の恵みといえる。
筆者も友のシンマニ(サンサムを採取することを職としている人)に
ついていって何度か取ったことがあるが、このような家族サムは
まだ見たことがない。いつかは、実際にこの目でみたいものだと
思っている。

亀に助けられる夢を見て時価4億ウォンのサンサム発見。

 




慶尚北道安東の60代のシンマニが小白山の麓で100年以上と推定される
天種山参を発見した。鑑定価格だけでも4億ウォンの値がつくという。
天種山参(チョンジョンサンサム)というのは、完全に天然のサンサム
のことである。
天種山参を発見した主人公は、シンマニのチョ・ジェグ(65)さんだ。
薬草専門家の彼は普段、安東市豊川面(アンドンシ・プンチョンミョン)の
屏山書院の向かい側の野山(5万坪)に住み着いて以来、43年間薬草研究
やシンマニ活動など自然な生活を送っている。シンマニとはこのブログでも
ときどき登場する単語で、サンサムを中心とした薬草採取を生業とする人
たちのことである。
チョ氏は14日午後、普段よく通う栄州小白山を後輩のシンマニ3人と一緒に
登って海抜800m地点で天種山参を大量に発見した。モサム2本とジャサム
など計13本の家族人参を一度に手に入れるという奇跡を起こした。モサム
は母参と書いて母(親)山参の意味でジャサムは子参と書いてこどもの山
参の意味である。
国立木浦大のキム・チャンナム教授と韓国産高麗人参鑑定評価協会のイ・
ドングン鑑定委員によると、彼らはチョ氏の鑑定依頼で16日安東を訪れた。
チョ氏の山参を鑑定した結果、年齢が95年~100年以上の天種山参である
ことが確認された。黄金色を帯びたモサム一本当たりの重さは180gと測定
され、ジャサムは40~100gほどとそれぞれ測定された。
キム・チャンナム教授は「山参の年齢を決める脳頭(ノェドゥ)部分と根、
胴体、色などを総合すると、天種山参の中でも超大物級に当たる」とし
「山参は普通25年以上経つと白に変わり、その後数十年を経てようやく
正常な黄金色になる。依頼人が見せてくれた天種山参は白から黄金色に
至るまで多様な色で代々受け継がれた「家族参」形態を丸ごと発見した事
例」と明らかにした。
天種山参は山参の中でも最高とされる参(サム=ニンジン)である。
人為的ないかなる干渉も受けずに自然状態で発芽し、3代以上自生した
山参だ。シンマニたちは50年以上経った山参を天種山参と呼ぶ。
現在、天種山参は山参の無分別な採取で江原道高山地帯だけで時々見ら
れるほど、その価値がさらに貴重になった。このために天種山参と判明
した山参は「値がつけられない」ほど貴重な存在になった。
イ・ドングン鑑定委員は「鑑定価格は4億ウォンは確実にクリアーするほど
の非常に貴重な山参」と語った。チョ氏は「生涯の半分以上を費やして
山参を採取してきたが、このような山参は初めて」とし「前日の夜、夢に
普段釣りに通っていた洛東江(ナクトンガン)で水に落ちた私を亀が助け
てくれる夢を見たが、その霊験のおかげか貴重な山参と出会ったよう
だ」とまだ信じられないといった風情で語った。
このブログでもときどきサンサムのことは取り上げてきているが、
今回のこのサンサムは最高峰である。  

















凡人(デクノボーと呼ばれる者)の 詩

ブログ筆者のふるさと・米沢に住む
高橋寛さん(山形大学名誉教授)から
心を打つ詩が送られてきた。 
掲載の許可をいただいたのでここに掲載します。

 

 

                              うた

     凡人(デクノボーと呼ばれる者)

 

知識は、それぞれの専門家が持つ。

その善悪を嗅ぎ分ける鼻と心は、凡人が持つ。

凡人は放射能が怖い。だから原発も核もいらない。

凡人は戦争が嫌いだ。だから9条は大切だ。

   

人の体の細胞は、 60 日で一新するという。

毎日 1/60 が死に絶え、食べ物がそれを補充する。

この循環で、病気や傷が癒る。

医は、静かにそれを見守る。

 

人の食べ物は全て、植物や動物の命。

私たちは、命を食べないと生きていけない。

身を捧げてくれた命に、「いただきます」と頭を下げる。

自分の体重の 1/60 だけ食べる。

 

命は、太陽と水と空気と土から生まれる。

決してお金からは生まれない。

私たちは自然を汚してはならない。

放射能は、命の循環を断ち切る。

 

私は、父と母の出会いがあって、生まれた。

父母はそれぞれ、祖父と祖母の出会いがあって生まれた。

どんどんさかのぼって、無数の出会いがあって、私がいる。

私は世界中の人と、繋がっている。

 

悪賢い人が、力づくで私たち凡人をいじめに来たとする。

私がもし殺し合いをしたら、祖先が悲しむ。

そして、子孫が途絶える。

私はオロオロ歩き、地球と運命を共にする。

 

さあ、世界中の仲間達よ!

行って、みんなで集まろう。

 

高橋寛氏の著書『力学と憲法9条

草も木も花も虫も人間も
みんなつながっているということを
力学学者の視点から捉えた力作。
一度手に取って熟読されること願いつつ。
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treenamu

Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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