100年に一度咲く花「龍舌蘭」。
エンゼルスシェア

故ク・ボンムLGグループ先代会長が1995年に沖縄で購入してきたという甕器に入った泡盛焼酎。
団体写真はLGツインズ。
LGツインズが11月13日、29年ぶりに韓国シリーズ(KS)優勝を手にしたおかげで、
故グ・ボンム先代LGグループ会長が生前に準備した優勝祝い酒である日本
沖縄産「泡盛焼酎」が再び話題になっている。
LGツインズ側によると、グ会長が1995年に沖縄で購入してきた泡盛焼酎3本を
蚕室(チャムシル)球場LG球団事務室に置き、数年前に京畿道利川のLGチャン
ピオンズパーク宿舎飼料室に移した。焼酎を運ぶ過程で酒が少し蒸発し、壺の
上部がたくさん空いたという事実を知り、3本の酒を4リットルの壺1本に合わ
せて入れたという。従来の焼酎は4分の3程度残っている。チャ・ミョンソク
LG団長がお祝い酒が足りないことに備えて、韓国シリーズの前に泡盛焼酎の
2つの甕をさらに買ってきていたことが分かった。
ところで歳月が経つにつれアルコールが蒸発して量が減るのは泡盛焼酎だけの
現象ではない。韓国国際ソムリエ協会会長である慶煕大のコ・ジェユン教授は
「一般的な焼酎・ビール、ワインやコニャック、ウイスキー、バーボンのような
酒も長く保管すればアルコールが空気中に蒸発し量が減るもの」とし「これを
毎年天使の分け前が消えるという意味でエンゼルスシェア(Angel's Share)と
語った。エンゼルスシェアの量もそれぞれ違う。酒の量が減る程度は酒の種類、
熟成容器と蓋の材質、保管する温度と保管方法によってそれぞれ異なるためだ。
時間が経てば減る酒類蒸発の法則について調べてみた。
グ前会長は1994年当時、沖縄転地トレーニングを終えた後、選手団と沖縄の
特産品である泡盛焼酎で乾杯した。そしてその年、韓国シリーズで2度目の優
勝を果たした。グ前会長にとって泡盛焼酎は幸運の象徴になったわけだ。
1995年、彼はシーズンを控えて「再び優勝したらこの焼酎で祝杯をあげよう」
と言って、同じ甕器に入った泡盛焼酎3本を買ってきた。
泡盛焼酎は、タイのアンナンミ(安南米)を蒸して作る蒸留酒だ。黒麹酵母
を入れて発酵させた後、これをそのまま蒸留し、甕器に入れて熟成させる。
甕器に入れられた泡盛焼酎は、普通1年に3%ほどアルコールが蒸発するとい
う。土で作った甕器には空気穴が多く、これを通じてアルコールが毎年少し
ずつ漏れるようになるということだ。
日本の酒類専門家である輸入酒類会社ビッグボイリカーのキム・ボンギュ代表
は「グ前会長が購入した泡盛焼酎はアルコールが多く蒸発したケースだが、
酒を一度開けて壺一つに合わせる過程を経て常温で保管しながら酒がさらに
多く蒸発してしまったはずだ」と話した。彼は「甕器の厚さ、蓋の材質によっ
ても蒸発程度が変わる。甕器を寝かせて保管したり、地面に埋めて保管して
いたら、アルコールの蒸発を減らし、より良い状態のお酒を飲むことができ
ただろう」と話した。
ワインの場合はどうだろうか。WSAワインアカデミーのキム・サンミ院長は
「ワインをオーク樽に入れて熟成させる過程でオーク樽の穴からアルコール
が蒸発して量が減り、オーク樽の風味は酒に染み込むことになる」と話した。
キム・サンミ院長は「正統ワイナリーでは熟成過程でこのようにワインの量が
減ると、別に保管しておいたオリジナルワイン原液を再び取り出して満たす
過程を繰り返す」と話した。
ウイスキーも似たような蒸発と熟成過程を経る。熟成年式が古いほど貴重
なウイスキーとして扱われる理由だ。普通40度のアイリッシュウイスキー
は、英国の気候では1年に2%ほど蒸発する。蒸し暑い地域で作られる台湾
のカバランウイスキーは毎年10%ずつ減るという。
韓国の焼酎も樽で熟成する場合、1年に2%ほど蒸発する。ハイト真露研究
員は「45度の一品真露はオーク樽に保存すれば毎年2%ずつ減る」と話した。
ただ、ステンレス缶に入ったお酒はそれほど量が減らない。
家に置いておいた焼酎やワイン、ウイスキーもアルコールが栓の隙間から
少しずつ漏れている。その代わり、その量が極めて微々たるものだ。
コ・ジェユン教授は「ワインの場合ならコルク栓から漏れる可能性があり、
焼酎やウイスキーもアルミ蓋の間からアルコールが抜ける可能性がある。
数年間放置すれば、量が少し減ったことを肉眼で見ることができるだろ
う」と話した。(朝鮮日報参照)
黄節参発見。鑑定価格は1億3千万ウォンなり。

亀に助けられる夢を見て時価4億ウォンのサンサム発見。
今回のこのサンサムは最高峰である。
凡人(デクノボーと呼ばれる者)の 詩
高橋寛さん(山形大学名誉教授)から
心を打つ詩が送られてきた。
掲載の許可をいただいたのでここに掲載します。
うた
凡人(デクノボーと呼ばれる者)の 詩
知識は、それぞれの専門家が持つ。
その善悪を嗅ぎ分ける鼻と心は、凡人が持つ。
凡人は放射能が怖い。だから原発も核もいらない。
凡人は戦争が嫌いだ。だから9条は大切だ。
人の体の細胞は、 60 日で一新するという。
毎日 1/60 が死に絶え、食べ物がそれを補充する。
この循環で、病気や傷が癒る。
医は、静かにそれを見守る。
人の食べ物は全て、植物や動物の命。
私たちは、命を食べないと生きていけない。
身を捧げてくれた命に、「いただきます」と頭を下げる。
自分の体重の 1/60 だけ食べる。
命は、太陽と水と空気と土から生まれる。
決してお金からは生まれない。
私たちは自然を汚してはならない。
放射能は、命の循環を断ち切る。
私は、父と母の出会いがあって、生まれた。
父母はそれぞれ、祖父と祖母の出会いがあって生まれた。
どんどんさかのぼって、無数の出会いがあって、私がいる。
私は世界中の人と、繋がっている。
悪賢い人が、力づくで私たち凡人をいじめに来たとする。
私がもし殺し合いをしたら、祖先が悲しむ。
そして、子孫が途絶える。
私はオロオロ歩き、地球と運命を共にする。
さあ、世界中の仲間達よ!
行って、みんなで集まろう。
高橋寛氏の著書『力学と憲法9条』